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    • 歯磨剤

      歯にとってどうなのだろう

       

       

       

    • 歯磨剤を使用することの問題点

      資料  黒岩 勝 著『歯科臨床の原点 ー発想の転換を求めてー』   医歯薬出版1990. 2.20発刊

      短期的には歯ブラシの摩耗を引き起こす。

      左:歯磨剤使用(1年)

      右:歯磨剤不使用(1年)

      長期的には歯そのものの摩耗を引き起こす。

    • 実験 歯磨剤を使わない歯みがきはエナメル質を回復させる

          コントロール資料の走査電顕像(以下SEM像)

      実験前のエナメル質表面


      シリコーンポイントで研磨傷を与え、口腔内に露呈しないようにレジンで被覆。
      傷の幅は0.1〜3μmくらいで、細いものから太いものまで様々である。太い傷のエッジはかなり鋭い。

      歯磨剤なしの歯みがきで56日後(8週間後)

      毎日1分間、通常の歯磨圧で磨いた。

       

      弱拡大【左】では、細かい傷はやや不明瞭になっている。


      強拡大【右】では、太い傷のエッジが少し丸みを帯びているように見える。

    • 歯磨剤による象牙質への影響

          左:歯磨剤使用 8週間後の象牙質  右:歯磨剤不使用 8週間後の象牙質

      表面の摩耗と象牙細管の開口が認められる(➘)

       

      象牙質表面の摩耗はなくなり、すべての象牙細管が栓をしたように無機質の沈着によって閉鎖(▼)

    • その他の問題点としては

       

       

       

      1. よく磨けたと錯覚しやすい

      理論的には歯磨剤を使用した方が効率よく清掃できる筈なのに、発泡剤と香料のせいで清涼感が行き渡り、十分に磨いたという錯覚におちいり、歯みがきが中途で終ってしまうことが多く。プラーク除去の目的が達成されません。


       

      2. 歯ブラシの強く当たる部位に楔状欠損、知覚過敏、歯肉の退縮を生じる

      いったん歯周病にかかると、歯みがき効果の結果、歯肉の炎症が改善され、歯周組織の本来あるべき姿に近づこうとします。
      そして歯肉が退縮し歯周ポケットが浅くなり、歯根部の露出という後遺症を残して治癒します。
      この場合、歯磨剤を使用して歯ブラシをすれば、硬さの劣るセメント質(歯根部)は急速に摩耗し、やがて楔状欠損へと進行します(上部写真)。
      この欠損を生じると、象牙細管が絶えず削られ続ける結果、知覚過敏などの不快症状を引き起こします。

      さらに、歯肉に生じるクレフトやフェストウーンなどといわれる変化は、歯みがき圧やストロークの大きさ・方向によって惹起されます。

       

       

      3. 歯磨剤の配合成分の効果を期待しすぎる

      虫歯や歯周病の原因は、歯面のプラーク(バイオフィルム)です。
      このプラークを効率よく除去するには、歯ブラシによる機械的清掃が最も効果があります。
      歯磨剤に含まれている薬用成分に期待し過ぎると、思わぬ落し穴に落ち込みます。
      現在多くの企業による様々な歯磨剤が発売され、歯みがきをする人も回数も増加しているにも関わらず、う蝕や歯周病は全く解決していません。
      歯みがきの本来の目的と方法をもう一度考えてみてください。

       

      注意

      歯磨剤を使用しない方が、エナメル質表面の耐酸性が明らかに増強されるという研究データもあります(虫歯になりにくい!)

       

      文献

      黒岩 勝 : エナメル質の自然表面における微細欠損の修復 第3報 ノンペーストブラッシングによるエナメル質耐酸性の増強

      歯界展望,79(4),1992

    • 【左】クレフト:
      不適切なブラッシングによりできるV字型の裂け目のこと。 

        

      【右】フェストウーン:
      歯肉の縁が盛り上がり、厚いロール状になった歯肉形態異常。
      犬歯にできやすい。

      参考

       

      【左】
      10才・男子の前歯部写真
      歯磨剤を全く使用しない。
      エナメル質表面はその原形を保っている。

       

      【右】
      電子顕微鏡でも周波条(perikymata)や発育溝(lines of Retzius)が綺麗に観察されており、まったく摩耗していない。
      歯の表面に細かい波があるが、これが自然の美しさ。

    • ラウリル硫酸ナトリウム(SLS)とグリセリンの影響

       

      歯磨剤の発泡作用として含まれるラウリル硫酸ナトリウム(SLS)は、ある濃度以上(0.01%以上)になると、細胞障害が観察され、1分後には殆どの細胞が溶解する。
      通常市販の歯磨剤には、0.5~2.0%含まれているとされているため、口腔内細菌のみならず口腔粘膜の細胞にも悪影響を及ぼしていると考えられます。

      同様に湿潤剤として含まれているグリセリンに関しても、わずかながら同様の影響が観察されました。

      そして洗口剤に関しては、使用した後、水で含嗽をしないことが多いため、歯磨剤以上の細胞障害が予想されるとしています。

      最後に、SLS や glycerine を含んでいるものを口腔内で使用する場合は、すすぎを十分する等その使用法に注意することが必要であると結んでいます。

       

      文献 西口栄子 鈴木幸江 山口和美 神部芳則 : 種々のヒト細胞の形態に及ぼすSodium Lauryl SulfateとGlycerine の影響

      日歯周誌,43(1),2001

    • 神話

      白い歯こそ美しい ?

       

      「歯の白さ神話」を考え直す

       

      ここ最近、不自然に真っ白な歯がもてはやされてきている一方、
      「私は歯が黄色いから丁寧に磨いていえるが、磨けば磨くほど歯が黄色くなる」と訴える方も多い。

       

      表面のエナメル質は元々硬くて薄いものだが、歯磨剤の弊害で歯が削れてますます薄くなり、下の象牙質の黄色が透けて目立つようになったからと考えられます。

       

      「白い歯こそ美しい」という価値観に人びとが踊るほど、喜ぶ者もいる。


      合成洗剤は別にしても、『歯や歯ぐきへの弊害』という落し穴は明白です。

       

      歯磨剤を使わない「素みがき」のススメ

       

      歯磨剤も水も使わない素みがきとは?

       

      片山先生推奨の歯みがき法で、水でよく洗った歯ブラシまたは乾燥した歯ブラシだけで磨く。

      歯磨剤の代わりになるのが『唾液』です。

       

      唾液には殺菌剤も含まれ、体を健康に保つ酵素も入っています。


      素みがきなら、居間や寝室や浴室にブラシを置いておけば、思いついた時にいつでも磨けます。
      テレビや新聞を見ながら、湯に浸りながら磨く。こうすれば日に30分の歯みがきも無理ではありません。


      含嗽も不要。分泌された唾液は、そのまま飲み込むと腸内細菌の生態系に良い影響を与えるとも言われています。

       

      しかし昨今の状況では「歯磨剤をつけるなら」を付言せざるを得ないとするならば、十分歯みがきをした後、最後の30秒だけ、最小限の歯磨剤をつけ、前歯だけ、なるべく歯ぐきに触れないように磨く・・・と、元朝日新聞者編集委員/長倉功氏は言っている。

       

      さらに、本当は丹念な素みがきで、歯と歯ぐきを鍛えた後の感触の方が、歯がキシキシと清潔にきしみ、ずっと爽やかだ。

      なるべく多くの方々に、歯みがき後の快い感触に触れてほしいと結んでいる。


      (週間金曜日1997.5.16より)

      参考 長倉 功 / 当時「8020」を提唱した厚生省成人歯科保健検討委員会委員

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